匠の仕事場拝見 vol.4
加賀友禅を支える職人たちをご紹介します


 加賀友禅作家(模様師) 吉村伊佐子氏
   金沢市近郊在住




 《美しいキモノ2012年春号(p.228)》 にもご紹介されてます!
   《美しいキモノ2014年冬号》 にもご紹介されてます!
      1952年        生まれ
      1976年        金沢染色工芸にて4年間修業
  1980年~1985年  坂井染工場にて4年6ヶ月修行
                    独立

               現在に至る

          ※ いずれの方の紹介でも 賞暦等は省略させて
                   いただいて おりますのでご了承ください


当店きっての人気作家である《吉村伊佐子》氏のお仕事場にお邪魔致しました。
デッサンやデザイン画が色とりどりに溢れる部屋は 洋服のデザイナーの工房のような印象を受けます。



実際の下絵図を描くまでに何度も 縮小サイズの雛形に柄を描き 構図や色などもデザイン画の中で丁寧に描き加えられています。
私が一番驚いたことには それらの一点一点に紙で作った小さい帯をご自身で作り(!!!) 実際の着姿をイメージしておられるのです!!! 
作るご苦労はあれども とても楽しそうに話される様子は 夢見る少女のごとく ホントにきもののことを描くことがお好きなんだな、と感じます。



その吉村伊佐子氏の加賀友禅は 女性ならではのロマンを感じさせる柄。

加賀友禅の基本をわきまえながらシルクロードやロマネスク、はたまた正倉院などといった中の古典からモチーフを得て  独自のエッセンスを加えて 《伊佐子ワールド》 を築き上げています。

四季にこだわることなくフォーマルからパーティ着としても また帯あわせによっては カジュアルな場面でも 様々に楽 しませてくれる一枚として 多数のファンから根強い支持を受けております



  本来ならば 女性が身に着ける着物のことは 女性の作家の方が《着手》の気持ちがわかりそうで もっと沢山の作家がいても不思議ではないと思うのですが、実際活躍している作家さんは 数えるほどしかいません。
  その中で 厚いファンに支えられている吉村女史の活躍は 当店にとっても貴重な存在ですし古典であって斬新な 《伊佐子ワールド》 は ますますファン層を広げてゆくことと期待しております。

《加賀友禅の工程》  ※ 今回はこの工程の職人さんの紹介です

白生地→ゆのし→仮縫い→下絵(模様師)→ 糊置き→※彩色(模様師) →地染め→ 補正→上仮縫い                         
    
加賀友禅は 各工程をそれぞれの職人が手がけて ひとつの品を作り上げております。 『作家』 と呼ばれるのは下絵・彩色をされる方ですが その他の方も加賀友禅の着物をつくり上げるためには、それぞれの工程が良い仕事をしなければ 良い品ができあがりません。
当たり前のことですが 良いものを作るときには それぞれの職人との普段からのコミュニケーションが重要なのです。 みなさん”チーム松村”の貴重な方々です。
.